パーマとカットとトリートメントの関係

こんにちは。

グリーンライン/ブルーライン

横浜市港北ニュータウン センター南の美容室「Emu’s

ヘッドスパ研究家の光井です

 

今日はパーマをかけた時に失敗しない方法についてお話ししたいと思います

 

~POINT~

  • 髪の状態を知る
  • カット+セニング(スキバサミ)
  • ロッド(パーマの時に巻く棒)を巻く理論
  • 薬剤選定
  • パーマを掛けた時により綺麗に見せる髪の下地の作り方

 


(Sカールパーマです)

 

手順と共に説明していきますね

●髪の状態とトリートメントの関連性

まず一番に考えなくてはならない事は、

その時の髪の毛のダメージ状態でパーマを掛けた時、

そのまま髪が美しく、スタイリングも楽になる状態で保つことができるかという点を判断をします

髪の状態を知ることが大切です

 

この時私たち美容師は、髪に合わせて3つの判断をします

ダメージのほとんどない髪の場合・・・髪の毛自体にダメージがほとんど無いので、簡単な前処理(パーマの前にするトリートメント)を行い、中間処理(パーマの途中でのトリートメント)のあとに、後処理(最後にやるトリートメント)をする

ダメージがある髪の場合・・・髪の毛のダメージがある時は、しっかりとした前処理(この場合の時は、髪の内部で失われた栄養を健康な髪に近づけるトリートメント)を行い、中間処理(1番最初に付けた薬液1は、アルカリ性の為、薬液2を付ける前に余分なしアルカリ除去をする為、炭酸泉で洗い流し、その後、薬液1液の塗布で失われた栄養を補充)し、後処理(髪のコンディションを見て必要な栄養を髪に入れる事により、パーマ前よりも手触り、ツヤ感を良くする)をする

ダメージが大きく出ている場合・・・ダメージがあり過ぎる場合は、パーマをかけてもよりダメージがひどくなり美しく掛からないのでパーマを掛けない判断も大事です (この場合はトリートメント+ヘッドスパをして髪をいい状態になるまで我慢することが必要)

 

パーマの仕上がりは、カットで8割が決まります

髪の状態が良好でパーマを掛けられると判断しても、

カットが失敗となり結局髪がパサパサになってしまう残念なケースがあります

 

ベースカットの時に、毛量が上手に調節して取り切れていないと

セニング(スキバサミ)を多用する事により、髪がダメージを受け、より枝毛を大量に作ってしまいます

そこへ薬液(パーマを掛けるお薬)を付ける事によりダメージが進行してしまうため、

結果的にパサパサな質感のパーマにしあがってしまうのです

 

私の場合ですが、毛量を減らして見せたい場合は

ベースカット時に、シザー(刃が両方とも真っ直ぐなハサミ)でカットをしてなるべく量を減らし、

その後濡れた髪の状態のまま、毛量の多いい方はセニング(スキバサミ)を必要最低限だけいれます

その後かみを濡れたままでスライドカットで隙間を作りパーマをかけた後に動く髪の土台を作ります

(この時パーマ後の仕上がりで求められている質感を考慮してセニングの入れ方を替えることが大事です)

 

この状態まで来れば8割完成となります

 

●ロッドの巻き方とカールの強さ

カットで、仕上がりの量感と質感はほぼ出来上がっているのであとはカールを付けるだけ!!(最後パーマを掛けてからも微調整のカットを行います)

この時の考え方は3つ

  1. Jカール(内巻きワンカール)・・・ボブだとキュートな感じ、ロングだと少し落ち着いたナチュラルな感じになります
  2. Sカール(エアリー感のある軽い感じのカール)・・・モテ髪やゆるフワ、くせ毛風など1番人気のカールです
  3. WAVEカール(波打った感じのしっかり目 のカール)・・・セクシーでグラマラスなイメージです

後はカットを変えるだけでたくさんのバリエーションのパーマスタイルが出来るのです

ですので私の考えでは、パーマスタイルの成功はカットが8割と思っています

 

●薬剤選定と放置タイム

私の考え方は、基本的にパーマは長持ちすることも大切ですが

いかにダメージが少なく綺麗に掛けれるかを重視してます

(と言っても1ヶ月位で取れてしまう訳ではなく2~3ヶ月は持つ様に施術したり、お客様のご要望により期間も調整します)

ですので基本的にはダメージの低い1番弱い薬剤を使います

(もちろん髪質や求めるスタイルにより強い薬剤を使用する事も!)

そして時間をしっかり計ってチェックします

これでかかり具合を見て更に時間を置いたり、薬剤の付け直しを考えたりと髪に合わせて調節していきます

(大丈夫であれば上記で記入した手順で薬剤2の処理に入ります)

 

●パーマを掛けても綺麗な髪でいる下地作り

パーマを綺麗に掛けたいと思っているなら常に髪を大切にして、健康な下地作りをしていきましょう

美容室に来てパーマを掛けない時と自宅での日々のケアが大切です

皆さまは、まず美容室では確実にトリートメントが大事と思いがちかもしれませんが

実はトリートメント+ヘッドスパが重要です。

 

それはなぜでしょうか?

それは、

頭皮のコンディションが良い状態でないと元気な髪が生えてこないからです

 

ですのでヘッドスパで土台となる頭皮を良好な状態にしてからトリートメントをすることが1番効果があります

そして、

信頼できる美容師に髪の状態をチェックしてもらい、ホームケアのやり方をアドバイスしてもらい、

髪をいい状態でキープして行きましょう

(美容室でのトリートメントは、今より髪を良い状態へ。ホームケアではその状態をキープするイメージ)

このように日々のケアなどを行い健康状態のいい髪質を維持していくと、きっと綺麗なパーマが掛かります

 

困ったり疑問点があれば、美容師に色々相談してみてくださいね

聞きづらい場合やよくわからない場合は私までご質問ください

 

綺麗な髪は頭皮から

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MITSUITSUYOSHI

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プロフィール 他にはないヘッドスパ技術を身につけ、 地肌から髪を美しくする美容師として ヘッドスパに限らず、カット、カラーなどの技術、丁寧なカウンセリングで 一人一人の個性に見合う美しさを引き出すバランス感覚は 年代を問わず幅広く信頼を得ている

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